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太陽光は元が取れる? 回収年数の考え方と東京都の試算

太陽光は元が取れるのか。東京都が示す試算(4kW・初期費用117万円・13.8年程度)の前提と、回収年数を左右する自家消費・売電単価・費用・補助、使っている間にかかる費用を、国と東京都の公開資料で整理しました。

 文:横浜総合住設 編集部

この記事は、公開資料の事実だけを使う決まりのもとで文章生成 AI が下書きし、数字と出典の機械の検査と、AI による読み直しを経て公開しました。

「太陽光は元が取れるのか」は、設置を考える方がいちばん気にすることの一つです。答えは家ごとに違いますが、考え方には決まった形があります。東京都が公表している試算と、国の資料にある数字を使って、回収年数をどう考えればよいかを整理します。なお、このサイトでは、屋根を見ないまま回収年数を計算することはしていません。

回収年数は「費用」と「1年あたりの効果」で決まる

回収年数の考え方は、次の形です。

  • 回収年数 = かかった費用 ÷ 1年あたりの効果

かかった費用は、設置の費用から補助を引いた額です。1年あたりの効果は、主に次の2つの合計です。

  • 自家消費:つくった電気を家で使い、電力会社から買わずに済んだ分の電気代
  • 売電:家で使い切れずに余った電気を、電力会社に売った収入

10kW未満の太陽光では、昼に発電した電気はまず家庭で使い、余った電気を電力会社に売ります(余剰売電)。夜や発電が少ないときは、足りない分を電力会社から買います。このしくみのため、同じ容量でも、昼に家で電気をどれだけ使うかで効果が変わります。

さらに、使っている間には点検やパワーコンディショナの交換の費用がかかります。回収を考えるときは、その分も費用に含めます。

東京都の試算は4kWで13.8年程度

東京都のQ&Aでは、令和7年10月時点の試算として、次の数字を示しています。

  • 条件:東京都区部・2人以上の世帯
  • 設置:4kWの太陽光パネル
  • 初期費用:117万円(新築住宅の場合の価格)
  • 回収:13.8年程度

都は、一定の条件を基に算出したもので、状況の変化で変動する場合があるとしています。新築住宅の価格を使った試算なので、すでに建っている家に載せる場合は、足場や配線の工事などで費用が変わることがあります。自分の家の回収年数は、この数字をそのまま当てはめず、自分の家の条件で考え直します。

回収を左右する3つのもの

家で使う電気の割合

電力会社から買う電気には、使った量に応じて再エネ賦課金がかかります。2026年度の再エネ賦課金は1kWhあたり4.18円で、2026年5月検針分から2027年4月検針分の電気料金に適用されます。つくった電気を家で使うと、電気の代金とあわせて、この分の負担も減ります。

昼に家にいる時間が長い家族や、昼に動かせる家電が多い家ほど、つくった電気を家で使う割合が高くなります。

売電の単価

2026年度に国が定めた住宅用(10kW未満)の買取価格は、最初の4年間が1kWhあたり24円、5〜10年目が8.3円です。買取の期間は10年です。最初の4年間は高い単価で売れますが、5年目からは単価が下がるので、売るより家で使う工夫の意味が大きくなります。

設置の費用と補助

国の調達価格等算定委員会の資料では、2025年に新築住宅へ設置した10kW未満の太陽光のシステム費用は、平均値で1kWあたり28.9万円(中央値29.4万円)です。全国の新築の平均で、既存住宅の費用や当社の見積額ではありません。

補助を使えると、回収にかかる年数は短くなります。練馬区の既存住宅で使える2026年度の補助は、次のとおりです。

  • 東京都:既存住宅で3.75kW以下は15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超は12万円/kW。いずれも助成対象経費が上限で、契約の前に事前申込が必要
  • 練馬区:太陽光は定額8万円。設置が終わってから申請し、予算がなくなり次第、受付を終了

補助は、受付の状況や予算によって使えないこともあります。回収年数を考えるときは、補助を受けられた場合と、受けられなかった場合の両方を見ておくと安心です。最新の受付状況と申請の順番は、練馬区と東京都の補助金(2026年度)で確かめてください。

使っている間にかかる費用

回収を考えるときに見落としやすいのが、使い始めてからの費用です。

  • 定期点検:国の調達価格等算定委員会のヒアリングでは(5kWの設備を想定)、3〜5年ごとに1回程度が推奨され、1回あたりの点検費用の相場は約3.8万円程度
  • パワーコンディショナの交換:東京都のQ&Aでは、15年程度で一度交換が必要になり、更新の費用は33万円程度

東京都のQ&Aでは、太陽光パネルの寿命は25〜30年程度とされています。回収したあとも長く使う設備なので、回収年数とあわせて、何年使うつもりかも考えておきます。

見積もりの試算で確かめたい前提

会社が出す回収年数の試算は、前提しだいで大きく変わります。試算を受け取ったら、次の点を確かめます。

  • 発電量の前提:屋根の方角・傾き・影を、現地で見て見込んでいるか
  • 家で使う電気の割合:家族の暮らし方に合っているか
  • 売電の単価:5年目から単価が下がることを入れているか
  • 補助:受付の状況と、受けられなかった場合の回収年数
  • 点検とパワーコンディショナの交換の費用が入っているか

前提が書かれていない回収年数は、ほかの会社の試算と比べようがありません。費用の決まり方と、回収の考え方は練馬区の太陽光・蓄電池の費用でまとめています。屋根を見たうえでのご相談はお問い合わせから受け付けています。

出典

ご相談・お見積もり

練馬区の太陽光発電・蓄電池のご相談

屋根に載せられるか、蓄電池まで入れるべきか、補助制度が使えるか。現地で屋根と分電盤を確かめたうえで、お答えします。毎月の電気料金の明細があると、相談が具体的になります。